フィボナッチ数列の一般項の求め方
TeX記法なるものを知った。
触ってみたら案外面白かったので、使い方の復習がてらフィボナッチ数列の一般項の求め方を記事にしてみることにする。
フィボナッチ数列とは
のように、前の2つの項の和が次の項になるような数列である。
漸化式を解いて一般項を導出してみる。
漸化式に表すと
こんな感じになる。
この漸化式の特性方程式は
(尚、今回は特性方程式についての説明はしない。)
これを解くと
である。
(順不同)
この2つの解をα、βに置き換える。
特性解を求めたので、漸化式は次のように変形できる。
を一つの数列とみなすと、(1)は
となり、すなわち数列は、公比βの等比数列であることがわかる。
また、nに1を代入すると、より
即ち
となり、公比数列の公式から最終的には
とおける。
(2)も同様に計算すると
ここで、(4) - (3)としてみると
また、α + β の値は
となるため
が成り立つ。これを(5)に代入すると、以下のようになる。
となるので、α、βの値とともに(6)に代入すると
となる
以上によってフィボナッチ数列の一般項が得られた。